今更聞けない…サプリメントや健康食品の基本【「特定保健用食品(トクホ)」と 「機能性表示食品」の違いなど】
基本の情報
そもそも「サプリメント」とは?
「サプリメント」を飲むタイミングは?
・ビタミンB群や、ビタミンCなどの水溶性ビタミン
食べ物を消化・吸収するタイミングで摂ると吸収されやすくなるため、食後に飲むのがおすすめです。
また、体内に蓄積される量は少なく、余分な分は数時間ほどで体外に排出されてしまうため、1日2〜3回に分けて摂取することがおすすめです。
・ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミン
食事由来の油分があると吸収率が上がるため、油分を多く含む食事の後に摂取するのがおすすめです。
とはいえ特別な記載が限り、原則的にはいつ摂取しても問題ありません。毎日続けることが大切ですので、ご自身が忘れないタイミングで飲んでいただくことも重要です。
「サプリメント」は何で飲めばいいの?
健康食品の種類
機能性を表示できる「保健機能食品」
最近「トクホ」という言葉をよく耳にします。実は健康食品の中でも、どのように健康維持に役立つかの機能性を表示できるものと、表示できないものに大きく分かれます。
この章では「保健機能食品」について説明します。
参考:消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/health_food
サプリメント=健康食品は食品の中に分類されます。その健康食品の中でも機能性を表示できる「保健機能食品」と機能性を表示できない健康食品に分かれます。
また、「保健機能食品」の中でも3つの種類に分かれます。
いわゆるトクホと呼ばれる「特定保健用食品」…国の審査を受けた食品
機能性の表示の例としては、「お腹の調子を整える」「コレステロールの吸収を抑える」「食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする」などが挙げられます。
栄養機能食品…国が定めた特定の栄養成分が入った食品
栄養機能食品とは、ビタミン、ミネラルなどの特定の栄養成分の補給のために利用される食品のことを指します。
個別の許可申請を行う必要はなく、一日当たりの摂取目安量の中に含まれる量の基準値が、国によって定められており、その基準に当てはまっていれば、栄養成分の機能を表示することが出来ます。
表示の例としては、「ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」のように、その機能を表示することができます。
機能性表示食品…国へ科学的根拠を届出した食品
安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、国の定めるルールに基づき、消費者庁に販売前に届出を出した食品のことを出します。
パッケージには、「機能性表示食品」と明記され、消費者庁が受け付けた「届出番号」や「届出表示」また「届け出た機能性」も記載されています。
国が審査を行いませんので、事業者の責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります。
まとめ
サプリメントや健康食品はあくまで食品であり、薬ではありません。しかし不足している栄養素を気軽に摂取できる優れた食品ではあります。自分の生活にあったものを取り入れ、元気な毎日を過ごしてください。