知らないと損する【目もとのトラブル】マイボーム腺の詰まりが原因?

仕事でPCを使ったり、寝る前にベッドでスマートフォンやタブレットを見たり、日常生活で目を酷使する時間は増えています。
何となく目の調子が悪いな…と感じながらもあまり気にせずに放置していませんか?
これらの症状は、実はマイボーム腺が詰まっている可能性があります。
マイボーム腺とは?
マイボーム腺機能不全(MGD)とは?
マイボーム腺から分泌される脂質は、涙にとって非常に大切な役割を担っています。しかし、何らかの原因でマイボーム腺の機能が低下し、脂質の分泌が滞ってしまう状態を「マイボーム腺機能不全(MGD)」といいます。
MGDになると、涙の蒸発が促進され、ドライアイの原因となるだけでなく、さまざまな目の不快症状を引き起こします。
MGDの主な症状
- 目の乾燥感
- 目のゴロゴロ感
- 目の痛み
- 目の疲れ
- まぶたの腫れ・かゆみ
- 涙目
- まぶたの縁の赤み
これらの症状に複数当てはまる場合は、MGDの可能性があります。
マイボーム腺機能不全(MGD)の原因
最大の原因として、目もとが不衛生なことが挙げられます。特に目の際に、アイメイクをされる方は注意が必要です。
きちんとメイクを洗い流さないと、マイボーム腺機能不全(MGD)のリスクが高まります。
また、マイボーム腺が詰まった状態のままで放置し、そこに細菌やダ二が繁殖すると、炎症を起こす、充血やかゆみ、ただれ、腫れ、まつ毛が抜けるなどの症状に進行します。
このような症状に進行してしまった場合は、医師に相談することをおすすします。
目にトラブルを起こさないためにも、日頃から目もとを清潔に保つことが、マイボーム腺機能不全(MGD)の予防に繋がります。
マイボーム腺のセルフケア
マイボーム腺の詰まりは、不快な症状を引き起こすだけでなく、重症化すると視力障害につながる可能性があります。そのため、日頃からマイボーム腺のケアを心がけることが重要です。
ここでは、マイボーム腺のセルフケアの各項目について、さらに詳しく解説します。
1. リッドハイジーン(眼瞼洗浄)
「リッドハイジーン」とは、目もとを洗浄して清潔に保つことで、マイボーム腺の詰まりを予防・解消できます。
この言葉は、アメリカでは既に一般的であり、最近では日本でも注目を浴びています。
リッドハイジーンの際には、アイシャンプー※などの専用の洗浄剤を使用することでより効果が高くなります。

リッドハイジーンの方法
- まず、ぬるま湯で顔全体を洗います。
- 次に、リッドハイジーン専用の洗浄剤を手に適量取り、まぶたの縁に付けて優しく洗います。
- 最後に、ぬるま湯でまぶたの縁を洗い流します。
ポイント
- 洗浄後は、清潔なタオルでまぶたの縁を拭き取りましょう。
- 洗浄剤は、刺激の少ないものを選びましょう。
- まぶたの縁をこすらず、優しく洗いましょう。
※アイシャンプーは日本国内において、眼科医が取り扱う唯一のリッドハイジーン用洗浄剤です。
アイシャンプーについては以下の記事で詳しく解説しています↓
2. 温罨法(おんあんぽう)
蒸しタオルなどで目もとを温めることで、マイボーム腺に詰まった脂質を溶かして詰まりを解消する方法です。
固まった脂質が溶け始めるまで10分程度掛かると言われていますので、蒸しタオルが冷める前に温め直したものに取り替えた方が良いでしょう。
参考:アイシャンプーでマイボーム腺の詰まりを解消(https://eyeshampoo.com/list/09.html)
温罨法の方法
- タオルをぬるま湯で濡らし、電子レンジで温めます。
- 目を閉じて、温めたタオルをまぶたに当てます。
- 10分程度温めたら、タオルを外します。
ポイント
- タオルは、熱すぎないように注意しましょう。
- 目にタオルが直接触れないようにしましょう。
3. 目もとマッサージ
清潔な手で、目もとを優しくマッサージすることで、マイボーム腺の脂質分泌を促し、詰まりを予防します。
目もとマッサージの方法
- 中指と薬指で、目の周りを優しく押します。
- 目尻から眉頭に向かって、指で小刻みに動かします。
- 1分程度マッサージしたら、手を休めます。
- これを3回繰り返します。
ポイント
- マッサージは、力を入れてやりすぎないようにしましょう。
- 目に直接触れないようにしましょう。
4. 生活習慣の見直し
バランスの取れた食生活、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、生活習慣を整えることで、マイボーム腺の健康を維持できます。
バランスの取れた食生活
マイボーム腺の機能を維持するためには、バランスの取れた食生活が大切です。特に、以下の栄養素を積極的に摂取しましょう。
- ビタミンA:涙の分泌を促進し、目の粘膜を保護します。緑黄色野菜、レバー、うなぎなどに多く含まれています。
- ビタミンB群:目の疲れを軽減し、神経の働きを正常に保ちます。豚肉、レバー、卵などに多く含まれています。
- ビタミンC:抗酸化作用があり、目の老化を防ぎます。果物、野菜などに多く含まれています。
- ビタミンE:血行を促進し、目の周りの細胞の新陳代謝を活発にします。ナッツ類、植物油などに多く含まれています。
- オメガ3脂肪酸:涙の質を改善し、ドライアイを予防します。青魚、アマニ油、えごま油などに多く含まれています。
また、動物性脂肪の摂り過ぎは、脂質を固くし、マイボーム腺の詰まりを引き起こしやすくなるため、注意が必要です。
十分な睡眠
睡眠不足は、マイボーム腺の機能を低下させる原因となります。毎日同じ時間に寝起きし、質の高い睡眠を確保しましょう。
睡眠の質を高めるためには、以下のような工夫も有効です。
- 寝る前にカフェインを摂取しない
- 寝る前にスマホやパソコンを見ない
- 寝室を暗く静かにする適度な運動をする
- リラックスできる環境を作る
適度な運動
適度な運動は、血行を促進し、マイボーム腺の機能を活性化させます。軽い運動を習慣的に行いましょう。
運動の種類は、ウォーキングやジョギングなど、無理のないものがおすすめです。
5. 意識してまばたきをする
PC作業中などは、意識してまばたきをすることで、目の乾燥を防ぎます。
まばたきをすることで、涙が目の表面に広がり、乾燥を防ぐことができます。しかし、集中している時や、スマホやパソコンを見ている時は、まばたきの回数が減ってしまう傾向があります。そのため、意識してまばたきをすることが重要です。
まばたきのポイント
- 1時間に1回は、目を閉じて休憩しましょう。
- 目をギュッと閉じるのではなく、優しくまばたきをしましょう。
- 目薬を点眼するのも効果的です。
まとめ
目の疲れや乾燥、ゴロゴロ感など、普段何気なく感じている目の不快感は、マイボーム腺の詰まりが原因かもしれません。
マイボーム腺は、健康な涙を維持するために欠かせない器官です。しかし、現代人の生活習慣や環境によって、機能不全に陥りやすい状態にあります。
今回ご紹介したセルフケア方法を実践することで、マイボーム腺の詰まりを予防・改善し、目の健康を守ることができます。
特に、リッドハイジーンや温罨法は、効果的なセルフケアとして眼科医も推奨しています。
毎日の生活にこれらのケアを取り入れ、快適な視界を保ちましょう。
それでも症状が改善しない場合は、早めに眼科を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。