UVカットメガネは効果ある?メリット・デメリットを徹底解説
紫外線から目を守るためのアイテムとして使用されるUVカットメガネ。しかし、実際にどのような効果があるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事ではUVカットメガネの効果やメリット・デメリットについて解説します。
- 1. UVカットメガネの効果とは?
- 1.1. UVカットメガネとサングラスの違い
- 1.2. ブルーライトカットはできない
- 2. UVカットメガネのメリット
- 2.1. 手軽に紫外線対策できる
- 2.2. ファッションアイテムとしても楽しめる
- 2.3. 度付きレンズにも対応している
- 2.4. サングラスよりも目立たない
- 3. UVカットメガネのデメリット
- 3.1. レンズの種類によっては視界が暗くなる
- 3.2. フレームによっては顔に合わない
- 3.3. 価格が高いものもある
- 3.4. 定期的なメンテナンスが必要
- 4. UVカットメガネの選び方
- 4.1. UVカット率で選ぶ
- 4.2. レンズの種類を選ぶ
- 4.3. フレームを選ぶ
- 5. まとめ
UVカットメガネの効果とは?
紫外線は日焼けだけでなく、目にも様々な悪影響を及ぼします。
UVカットメガネを使用することで得られる効果は主に以下の3点です。
UVカットメガネの効果
- 紫外線のカット: 太陽光に含まれる紫外線から目を守ります。紫外線は様々な眼疾患の原因となる可能性があります。
- 目の疲労軽減: 紫外線による目の疲労を軽減し、快適な視界を保つことができます。
- 肌の保護: 目だけでなく、目周りの皮膚も紫外線から保護する効果が期待できます。
UVカットメガネとサングラスの違い
UVカットメガネとサングラスは、どちらも紫外線から目を守るという共通点がありますが、以下のような違いがあります。
種類 | 色 | 紫外線カット率 |
UVカットメガネ | 無色透明・薄い色 | 99%以上のものが多い |
サングラス | 濃い色 |
このように、UVカットメガネとサングラスは紫外線カット率は共通していますが、レンズの色が異なります。
ブルーライトカットはできない
通常のUVカットメガネではブルーライトカットはできません。
それぞれのメガネがカットする光の波長領域が異なるためです。
UVカットメガネ: 紫外線(UV)は、波長が380nm以下の光です。UVカットメガネは、この380nm以下の光をほぼ100%カットするように作られています。
ブルーライトカットメガネ: ブルーライトは、可視光線の中でも380nm~500nmの波長の光です。ブルーライトカットメガネは、このブルーライトをカットするように作られています。
つまり、UVカットメガネは紫外線のみをカットし、ブルーライトはカットしないため、ブルーライト対策には効果がないのです。しかし近年ではUVカットと同時にブルーライトカットが出来るメガネも販売されています。
UVカットメガネのメリット
UVカットメガネには以下のようなメリットがあります。
UVカットメガネのメリット
それぞれのメリットについて解説します。
手軽に紫外線対策できる
手軽に装着が可能で、いつでもどこでも、気軽に紫外線対策を始められます。サングラスと異なり、レンズが透明なものが多いので、室内や夜間でも着用しやすいのが利点です。
ファッションアイテムとしても楽しめる
様々なデザインのメガネから選べるので、ファッションアイテムとしても活用できます。近年では、おしゃれなデザインのUVカットメガネも多く販売されています。
度付きレンズにも対応している
ほとんどの眼鏡店では、近視、遠視、乱視など、様々な度数に対応したUVカットメガネを販売しています。。
サングラスよりも目立たない
サングラスのレンズは濃い色が多いですが、UVカットメガネのレンズは無色透明または薄い色が多いです。そのため、目立ちにくく視界も快適に保てます。
UVカットメガネのデメリット
UVカットメガネには以下のようなデメリットがあります。
UVカットメガネのデメリット
レンズの種類によっては視界が暗くなる
特にカラーレンズや調光レンズの場合、レンズの色が濃いと視界が暗くなり、夜間や暗い場所での着用には適していない場合があります。
フレームによっては顔に合わない
通常のメガネと同様、フレーム幅や鼻幅が合っていないと顔に合いません。メガネ店で計測してもらい、自分に合ったサイズのフレームを選ぶ必要があります。
価格が高いものもある
UVカットメガネは価格帯が幅広く、数千円のものから数万円のものまであります。レンズやフレームの素材や機能、出材などで価格差があります。
必ずしも価格が高い方が性能が良いわけではなく、自分のニーズに合った機能を備えた、予算内で最適なUVカットメガネを選ぶことが重要です。
定期的なメンテナンスが必要
UVカットメガネを長く快適にご使用いただくためには、定期的なお手入れが大切です。こまめなふき取りを行い、眼鏡店での定期的な検診を受けることで、レンズの傷やフレームの歪みなどを早期に発見し、適切な処置を受けることができます。
UVカットメガネの選び方
種類が豊富なUVカット眼鏡ですが、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
UVカットメガネを選ぶ際のポイントは以下の3点を参考にすると良いでしょう。
UVカット率で選ぶ
UVカットメガネを選ぶ上で最も重要なのが、紫外線カット率です。
UV380であれば紫外線を約94%、UV400であれば紫外線を99%以上カットします。
紫外線から目を保護し、肌の老化を予防するためにも、UV400の表示があるものを選ぶことをおすすめします。
レンズの種類を選ぶ
UVカットメガネには、主に以下の2種類のレンズがあります。
- 紫外線吸収剤入りレンズ
- 裏面UVカットコーティングレンズ
紫外線吸収剤入りレンズは、レンズ自体に紫外線吸収剤を練り込んだもので、高いUVカット率を実現できるメリットがあります。
一方で、裏面UVカットコーティングレンズはレンズの裏面にUVカットコーティングを施したもので、比較的安価ですが、紫外線吸収剤入りレンズに比べてUVカット率が低い傾向があります。
フレームを選ぶ
UVカットメガネのフレームを選ぶ際、重要な要素の一つが素材です。それぞれの素材に特徴があり、見た目や掛け心地、耐久性などが異なります。今回は、金属製、プラスチック製、セルロイド製の3つの代表的な素材について、詳しく解説していきます。
素材 | メリット | デメリット |
金属製 | 丈夫で長持ちする・高級感がある・デザインが豊富 | 重いものがある・金属アレルギーが出る可能性がある |
プラスチック製 | 軽量で長時間かけても疲れにくい・デザインが豊富・アレルギーを起こしにくい | 高温に弱く、変形する可能性がある |
セルロイド製 | 高級感があり、独特の雰囲気がある・丈夫で長持ちする・深みのある光沢で色合いが美しい | 高価・重い・可燃性がある |
まとめ
UVカットメガネは、日常生活に取り入れやすい紫外線対策グッズです。
紫外線から目を守るだけでなく、肌の健康や快適な視界を確保するためにも役立つアイテムですので、ご自身のライフスタイルや目的に合わせて、最適なUVカットメガネを選びましょう。