カメムシに負けるな!発生時期と対策を徹底解説【2025年】

「カメムシが大量発生中」「カメムシ注意報」…毎年ニュースを見てはため息をついてしまう方も多いのではないでしょうか。洗濯物に付いたり、部屋の中に入り込んだり、カメムシの出現は私たちの生活に大きなストレスを与えます。
2025年もカメムシが大量発生する可能性があるため、事前の対策が重要です。この記事では、2025年のカメムシの発生時期や効果的な対策について解説します。
カメムシ発生時期はいつ?今年も大量発生する?

カメムシは独特の悪臭で知られる昆虫です。しかし、悪臭以外にもカメムシには多くの興味深い生態があります。本項ではカメムシの生態や発生サイクルについて詳しく解説していきます。
カメムシ発生時期はいつ?今年も大量発生する?
カメムシの生態と発生サイクル
カメムシの生態と発生サイクルについて解説します。
カメムシの生態
- 食性
- 形態
- 悪臭の秘密
- 越冬
- 食性
カメムシは植物の汁を吸う種類が一般的ですが、他の昆虫を捕食する種類もいます。植物の種類によって好むカメムシの種類も異なり、農作物に被害を与える害虫として扱われることも少なくありません。
- 形態
カメムシの体は扁平で、三角形に近い形をしています。種類によって色や模様は様々ですが、多くは保護色で周囲の環境に溶け込みやすいように進化しています。
- 悪臭の秘密
カメムシが持つ悪臭は、体内に持つ分泌液によって作られます。この分泌液は、外敵から身を守るための防衛手段のひとつです。
- 越冬
カメムシは寒い冬を乗り切るために、暖かい場所で集団で越冬します。家屋の中に入り込むことも多く、人との生活圏でよく見かける昆虫のひとつです。
カメムシの発生サイクル
- 卵の時期
- 幼虫の時期
- 成虫の時期
- 卵の時期
梅雨の時期(5月下旬~8月頃)に、メスが数十個の卵をまとめて産み付けます。卵は1週間~10日で孵化します。
- 幼虫の時期
孵化した幼虫は成虫と似た形をしており、数回の脱皮を繰り返しながら成長します。幼虫の期間は種類や気温によって異なりますが、通常は数週間から数ヶ月です。
- 成虫の時期
成虫になると繁殖能力を持ち再び卵を産みます。カメムシの寿命はおおよそ1年半と言われています。
地域ごとに見られるカメムシの種類と特徴
日本にはおよそ1,300種類以上ものカメムシが生息していると言われており、地域によって気候や自然環境などが影響し、生息する種類や特徴が異なります。例えば北海道や東北地方などでは寒冷地に適応した種類が分布していたり、九州・沖縄地方では熱帯性の種類も一部見られます。
過去の発生状況から2025年の予測
例年の傾向から、2025年もカメムシが大量発生する可能性はあります。
ただし、カメムシの大量発生は気象条件や餌となる植物の生育状況、天敵の増加など、様々な要因が絡み合って起こるため明確に予測はつきません。しかし、カメムシの大量発生の主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
カメムシ大量発生の原因
- エサとなる木の種子の豊作
- 温暖化
- 都市化
- エサとなる木の種子の豊作
カメムシの多くは、スギやヒノキなどの木の種子をエサとしています。これらの種子が豊作の年はカメムシの幼虫が大量に育ち、結果的に成虫の数も増えてしまいます。
- 温暖化
温暖化によって冬の気温が上昇し、カメムシの越冬率が向上します。越冬することで春に活動を開始するカメムシの数が増加し、大量発生の原因につながります。また、温暖化によってカメムシの活動期間が長くなることで繁殖回数が増加し、個体数が増えると考えられます。 - 都市化
都市化が進み生息地である緑地が減少すると、カメムシは生息場所を求めて住宅地に侵入しやすくなります。また人工照明が多い場所等は大量発生する原因にもなります。
2025年のカメムシの発生状況については、現時点では正確な予測が難しいです。ですが、近年は上記の影響によりカメムシの発生が長期的に増加傾向にあると言われています。2024年にも多くの地域でカメムシの大量発生が報告されており、2025年も同様の状況が続く可能性があります。
参考元:「令和6年度病害虫発生予報第8号」の発表について
参考元:「令和5年度病害虫発生予報第8号」の発表について
参考元:「令和4年度病害虫発生予報第8号」の発表について
カメムシの被害と対策

カメムシはその独特な臭いを放つだけでなく、私たちの生活に様々な悪影響をもたらすことがあります。カメムシによる具体的な被害とその対策について解説します。
カメムシによる被害の実態
カメムシは換気扇のカバーや排水口の隙間から侵入したり、洗濯物に付着して室内に持ち込まれたりすることがあります。室内に侵入したカメムシが私たちに及ぼす被害についてご紹介します。
被害の実態
- 不快な臭い
- アレルギー症状
- 物品の汚染
- 心理的なストレス
カメムシの悪臭が衣服や家具に付着するとなかなか消えません。大量発生した場合は、室内全体に悪臭が充満し、生活環境を著しく損なうことがあります。
また、分泌液が皮膚に触れることで、かゆみやかぶれなどの皮膚炎を引き起こしたり、死骸やフンを吸い込むことで咳や鼻水などの呼吸器症状が出たりと、アレルギー症状を引き起こすこともあります。
さらに、食品に付着すると異臭が移って食べられなくなったり、家電製品に侵入してショートの原因になるなど、物品の汚染や破損にも繋がります。
これらの直接的な被害に加え、カメムシの姿を見る不快感や騒音・悪臭による睡眠妨害など、心理的なストレスも引き起こします。
家庭でできる簡単な対策法
カメムシは家庭菜園や庭木、そして家の中にも侵入してくる厄介な存在です。
刺激すると悪臭を放つため、早めの対策が重要です。家庭でできる簡単なカメムシ対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
対策グッズを選ぶ
効果的な対策グッズを選ぶことでカメムシの侵入や発生を抑えることができます。
カメムシ対策グッズは大きく分けて予防と駆除の2種類があります。
予防グッズ
忌避剤 | カメムシが嫌う匂いや成分で侵入を防ぐ |
網戸用虫除け | 網戸に貼り付ける |
隙間テープ | 窓やドアの隙間を塞いでカメムシの侵入経路を断つ |
駆除グッズ
殺虫剤 | 直接カメムシに噴射する |
粘着シート | カメムシを捕獲して駆除する |
捕獲器 | カメムシを誘引して捕獲する |
プロの業者に依頼する
早めに対策していても、カメムシの発生や屋内への侵入がゼロになるわけではありません。発生してしまった場合は駆除する必要がありますが、「気持ち悪くて近寄れない」「こっちに飛んでくるかもしれない…」なんて恐怖で駆除できない場合もありますよね。
自分で駆除する場合、時間と手間がかかりますが、業者に依頼すればその必要はありません。専門業者は、カメムシを含む害虫の生態や駆除方法について熟知しており、最適な駆除方法を選択し徹底的に駆除してくれます。また、状況に応じた薬剤を使用し駆除を行ってくれるので、ペットや子どもがいる家庭でも安心です。
業者を選ぶ際のポイントは以下の4点です。
業者選びのポイント
- 実績と評判がある
- 料金体系が明確
- 資格を所有している
- 保証期間がある
- 実績と評判がある
業者の中には高額な料金を請求したり、ずさんな駆除を行う悪徳業者も存在します。過去の施工事例や顧客の口コミなどを参考に、実績と評判の良い業者を選びましょう。
- 料金体系が明確
料金体系が明確で、見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
- 資格を所有している
害虫駆除に国家資格等公的な資格は必須ではありません。業者に依頼する場合は、害虫駆除に関する資格を持っている業者を選ぶとより安心です。
- 保証期間がある
駆除後の保証が付いている業者を選ぶと、万が一再発した場合でも安心です。

費用相場はいくらぐらい?
カメムシ駆除の費用の相場は15,000~20,000円程度です。業者によっては、出張費や調査費などが別途かかる場合があるので、見積もりの際に追加料金の有無を確認し、契約内容など不明な点は質問しましょう。
まとめ:カメムシ対策を万全に!快適な生活を送るために

2025年のカメムシの発生時期や生態、そして効果的な対策について解説しました。
発生状況を正確に予測することは難しいですが、地球温暖化などの影響により毎年増加傾向にあると言われているため、2025年も大量発生する可能性は高いです。
家庭でできる対策としては、侵入経路を断つ、忌避剤を使用する、洗濯物を早めに取り込むなどが挙げられます。また、専門業者に依頼することで、より確実な駆除と予防が可能です。カメムシの被害を最小限に抑え、快適な生活を送りましょう。

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